2015年11月26日

思いつきで発言しているわけでもあるまいに

 安倍首相の発言には、毎日のように呆れさせられる。

 新3本の矢という中に「介護離職0」が出てきた日には、「介護職員離職0」な間違いではないかとマスコミの記事を検索しまくったものだ。
 受け皿である、介護事業所の職員が大量に不足しているのを何とかする方が先だろうに・・・。

 おまけに今日は、「介護離職0実現のために、特養整備量を増やすように指示した」とのこと。

 ○○につける薬はない、という言葉しか浮かばない。

 介護福祉士養成校においても、国家試験を義務付けると決まってから、施行を4年延期した。
 延期の理由は、「介護職員の確保を最優先」ということだった。

 だが、今や介護福祉士養成校は疲弊などという言葉では表せないほど追い込まれている。
 前国会でも社会福祉士及び介護福祉士法の一部改正は議決されなかった。(この法案は廃案になる方が良いと思うが)
 いつになっても、右往左往している国家資格を取得しようという若者が増えるわけはないし、周囲の大人が方向修正するに決まっている。これは、確実に政治の責任である。

 前国会前の自民党厚生労働部会でも相当時間を割いて議論したと聞いている。
 厚生労働部会は、日本人の将来を左右する大事な部会である。
 その議論が、何も首相には届いていないとは何事か?

 もし、今日の軽軽な発言が、誰かと相談した上でなされたものなら、その相談相手も明らかにしてほしい。
 中村参議院議員がご逝去した後、老施協関係者と意見交換はできているのだろうか?

 これ以上、政治が業界を引っ掻き回すのは止めてもらいたい。

 厚生労働部会のメンバーも、もっとしっかりしてほしい。
posted by 先生 at 00:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 政府に苦言・提言
この記事へのコメント
平出所長さん、こんにちは。

介護離職ゼロなるものの政策的中味は、姿が出てきたんでしょうか。
日本の労働力数が人口減少と共に急激に減る傾向であるので、肉親の介護のために会社を辞める人が出て来ないように・・・との主旨ですよね。
つまり介護サービスの保全改良の目的の施策では無いです。しかし、同時に具体的な政策としては介護事業所量を増やすんだということなので、具体的手段は介護サービス拡充だという訳かもしれません。

おっしゃるように、総理はちょっとチンプンカンプンな状況認識のようです。でも、自民党厚生労働部会がそんな案を出したのか??
筋としては、大問題たる介護事業所の職員大量不足を認識して、解決ないしは軽減するべきだと考えるんですけどね。

仮に、それにはタッチしたく無いという厚生労働省(財務省)のスタンスだとすれば、この「事業所数を増やす」というのも全くの空振りになるはずですし。
Posted by 群青 at 2015年11月26日 13:59
群青さん、いつもありがとうございます。
たぶん、厚生労働部会も厚労省も寝耳に水だと思います。
実施ベースでこじれるでしょう。
Posted by 平出 at 2015年11月26日 14:08
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/168550615
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック